筑前琵琶って知っていますか。見たことはあっても、実際に聞いたことがあるという人は少ないのではないだろうか?
美しい音色で心に響く音色が聞けますが、筑前琵琶を修復師の職人が少ない状態です。そんな中、イタリア生まれでYUは何しに日本へ?でも紹介されている、筑前琵琶を修復師の職人ドリアーノ・スリスさんです。
今回は、筑前琵琶の職人を養成しているドリアーノ・スリスについて調べてまとめてみます。
ドリアーノ・スリスが初めて日本に来たのは?
ドリアーノ・スリスさんが初めて来日したのは、1974年でイタリアで知り合った妻が日本人の福岡県出身でした。妻の里帰りで日本に来た際にドリアーノ・スリスさんがラジオから流れてくる美しい音色が運命をかえたと言っていました。
その音色を奏でていた楽器が筑前琵琶だったのです。その時にきた音色により日本で唯一の筑前琵琶の修復師として生きることになりました。
当時筑前琵琶職人であった吉塚元三郎(福岡県無形文化財)当事は80歳くらいで、知人のつてで知り合ったそうです。
軽い気持ちでドリアーノ・スリスが「教えて下さい」と頼んだそうです。その時に吉塚さんが「明日からこい」と言ったことで、ドリアーノ・スリスさんが筑前琵琶職人の道を進むことになりました。
ドリアーノ・スリスの現在
師匠である吉塚元三郎さんは他界して今では「最後の修復師」として筑前琵琶職人となっているドリアーノ・スリスさんだが、高齢となり自分も吉塚元三郎さんのように、弟子を育てないと筑前琵琶の技術が失われるとして、「技術をつなげなければ、弟子を育てたい」という気持ちで、2020年春に、クラウドファンディングで資金を募り「琵琶館」と名付けた工房教室の開設計画をスタートさせています。
ドリアーノ・スリスさんがもう一つのライフワークとして運営されている、交流施設「イタリア会館・福岡」と隣に年明けには完成する予定で、2人が弟子入りしており、筑前琵琶について学びたいという方も十数人が集まっているそうです。
ドリアーノ・スリスさんは「多くの人が技を争い合うことで、筑前琵琶は伝統を継承しながら広がっていく。文化とはそんなものだと思う」と語ってくれています。
日本の文化を愛してくれているドリアーノ・スリスさんは素晴らしい方ですね。
https://twitter.com/italiakaikan/status/1268742547880333313?s=20
琵琶の製作技術継承の場を 日本で学んだイタリア人職人が募金呼びかけ https://t.co/SJaM8XMUCq
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) June 3, 2020
ドリアーノ・スリスがYUは何しに日本へ出演!
2020年3月のYUは何しに日本へ?にも出演しておりいます。その際には「イタリア会館」という施設でイタリア語やイタリアの文化や観光をプロモーションするために雑貨販売やイベントを開催もしていると語っていました。
ドリアーノ・スリスさんこと、イタリア会館の館長さんが!白髪のハット、そしてドット柄が似合う上品な男性で登場されています。
今回のYUは何しに日本へでは?
2020年3月に放送されたYUは何しに日本へでは弟子はまだいなかったようですが、12月放送のYUは何しに日本へではどうなんでしょうか?
今のところは詳しい情報はありませんが、筑前琵琶職人として歩む弟子がで2人ほどいて、筑前琵琶に興味がある人が十数人いるいるといった情報以外はありませんが、YUは何しに日本へ?で新しい情報が聞けるのではないでしょうか!
Doriano Sulis, an Italian-native artisan of Chikuzen biwa (Japanese lute), has launched a crowdfunding project to save the traditional instrument from… Read more: https://t.co/LDq2VpH9RY #biwa #japaneselute #traditional pic.twitter.com/kM3PyA9ANv
— Fukuoka Now (@FukuokaNow) June 9, 2020
まとめ
日本の文化をドリアーノ・スリスさんが継続してくれて繋げてくれるといった、今忘れかけている伝統と文化ですが大切にしていきたいですね。
今後筑前琵琶の職人が増えて、美しい音色が聞けてドリアーノ・スリスの技を習得していただきたいですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。